PrinterDevModeプロパティ

プリンタドライバのプロパティを印刷に適した状態に設定します。
 
[構文]
 
Object.PrinterDevMode  =  string  
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

string

プリンタドライバ情報(ドライバ設定ファイル )
   
[設定値]
 
string にはプリンタドライバ情報、またはプリンタドライバ設定ファイルを指定します。
 
[解説]
 
PrinterDevMode プロパティの値は、1つの印刷ジョブ(StartメソッドからEndメソッドの間)の中で何度でも変更できます。  
PrinterDevMode プロパティは、OutDeviceプロパティの値が「JV_PDF」や「JV_BITMAP」の場合には無効です。
の設定は、デザイン時、実行時(Startメソッドの前、NewPageメソッドの後) に可能です。
値の参照は、デザイン時、実行時に可能です。
 
プリンタドライバ情報とは   
ドライバ設定ファイルとは   
 
プリンタドライバの設定
PrinterDevMode プロパティには、文字列のプリンタドライバ情報、または、プリンタドライバ設定ファイルのどちらかを指定することができます。
PrinterDevMode プロパティを使う時は、SetPrinterプロパティに「JV_SPDEVMODE」を指定します。プリンタを指定する時は、PrinterNameプロパティを使います。 Temporaryプロパティで状態を設定することができます。
 
プリンタドライバ設定ファイルを使う場合は、FormPathプロパティでファイルの検索パスを設定することができます。
OutDeviceプロパティの値が「JV_RDF」や「JV_RDFSVC」の場合、プリンタドライバ設定ファイルは、RDFドキュメントデータ、RDFファイル、RDFサービスデータの中に保存されます。
 
Webシステムでプリンタドライバを設定する場合は、設定値をクライアントのプリンタで有効なものにします。
   
基本的なコーディング   
 
プリンタドライバ情報の取得
取得する前に、情報を取得するプリンタをPrinterNameプロパティで指定します。
 
プリンタドライバ情報の取得方法   
 
 
[コーディング例]
 
用紙サイズや用紙方向を1度だけ設定する場合
Jvr.SetPrinter = JV_SPDEVMODE
'プリンタドライバ情報で設定する方法
'Jvr.PrinterDevMode = "2,9,2970,2100,,,1,,1,,,1,"
Jvr.Start
|
Jvr.DrawForm
Jvr.NewPage
Jvr.End
 
用紙サイズや用紙方向を途中で変更する場合
Jvr.SetPrinter = JV_SPDEVMODE
'ドライバ設定ファイルで設定する方法
Jvr.PrinterDevMode = "c:\prnDev1.bin"
Jvr.Start
|
Jvr.DrawForm ← Dev1.binの用紙設定で印刷
Jvr.NewPage
Jvr.PrinterDevMode = "c:\prnDev2.bin"
|
Jvr.DrawForm ← Dev2.binの用紙設定で印刷
Jvr.NewPage
Jvr.End