jvSetPrvString(RDFビューアに文字列型情報送信)

RDFビューアが動作するための各種文字型情報をRDFビューアに送信します。
 
[構文]
 
int jvSetPrvString(int mode, String sParam);
 

設定項目

内容

mode

情報の種類(設定値参照)

sParam

設定値

 
リターンコード
 

定数

内容

 

0

正常終了

JV_ERR_PARAMETER

-3

パラメータエラー  

JV_ERR_PRV_REGIST

-120

RDFビューアがレジストリに未登録

JV_ERR_PRV_EXEC

-121

RDFビューアが起動できない

JV_ERR_PRV_SENDCOMMAND

-122

RDFビューアにコマンドを送信できない

 
[設定値]
 
mode には次の値を指定します。
 

定数

内容

JV_PREVIEW_FILENAME

11

表示するRDFファイル名

JV_PREVIEW_PRINTERNAME

12

印刷するプリンタ名

JV_PREVIEW_PRINTERDEVMODE

13

プリンタドライバの設定値

JV_PREVIEW_POSITION

14

RDFビューアの位置とサイズ(ピクセル単位)

JV_PREVIEW_EXENAME

15

RDFビューアの実行ファイル名

JV_PREVIEW_FIELDNAME

16

フィールドの名前

JV_PREVIEW_FIELDVALUE

17

設定値

 
[解説]
 
RDFビューアは、帳票をプレビューするためのツールです。RDFビューアに情報を送る時には、jvSetPrvStringや、jvSetPrvLongを使います。文字型の情報を送る時はjvSetPrvString、数値型の情報を送る時はjvSetPrvLongを使います。
 
RDFビューアは、帳票のプレビューにプレビューコントロールを使います。
modesParam では、プレビューコントロールのプロパティを設定するものがあります。
プレビューコントロールに関する情報の詳細は、プレビューコントロールのリファレンスで確認することができます。
 
「JV_PREVIEW_FILENAME」は、プレビューコントロールのFileNameプロパティの値を設定します。
「JV_PREVIEW_PRINTERNAME」は、プレビューコントロールのPrinterNameプロパティの値を設定します。
「JV_PREVIEW_PRINTERDEVMODE」は、プレビューコントロールのPrinterDevModeプロパティの値を設定します。
「JV_PREVIEW_FIELDNAME」は、プレビューコントロールのFieldNameプロパティの値を設定します。
「JV_PREVIEW_FIELDVALUE」は、プレビューコントロールのFieldDataプロパティの値を設定します。
   
RDFビューアの画面の位置とサイズ(JV_PREVIEW_POSITION)
「画面左上のX座標、Y座標、画面の幅、画面の高さ」の順に、データ間をカンマで区切って指定します。
例)
画面左上のX座標が100、Y座標が150、画面の幅が400、高さが300の場合
100,150,400,300
 
RDFビューアの実行ファイル名(JV_PREVIEW_EXENAME) 
RDFビューア(JvPreview80.exe)の実行ファイル名は、フルパスで指定し、その他の情報より先に設定します。
実行ファイル名が設定されなかった場合には、レジストリに登録された内容でRDFビューアが起動します。
 
ジャイブレポートをインストールしたパソコンでは、レジストリの内容は次の通りとなっています。
  
[キー名称]
HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\JiveReport90
[値の名前] 
INSTALLDIR  
[値のデータ ]
c:\Program Files\JiveReport90\
 
ジャイブレポートをインストールしていないパソコンでRDFビューアの実行ファイル名を設定しない場合には、インストーラーなどを利用して、RDFビューアのレジストリ登録が必要です。
レジストリ登録をする時には、[キー名称] と[値の名前]のディレクトリにある[値のデータ]に、RDFビューアをコピーしたディレクトリを登録します。 
 
[コーディング例]
 
作成した帳票に、後からページ番号を入れるコーディングの例です。
 
// 設定するページのページ番号を指定します。
ret = Jvalib.jvSetPrvLong(Jvalib.JV_PREVIEW_PAGE,i);
 
// ページ番号を入れるテキストフィールド名を指定します。
ret = Jvalib.jvSetPrvString(Jvalib.JV_PREVIEW_FIELDNAME,"ページ番号");
 
// ページ番号の値を指定します。
ret = Jvalib.jvSetPrvString(Jvalib.JV_PREVIEW_FIELDVALUE,String.valueOf(i));