Windows以外のサーバーでのWeb帳票システム
サーバーのOSがWindowsではなく、クライアントのOSがWindowsというWeb環境では、帳票のフォーマットファイル(RDFファイル)と初期値データファイル(XMLファイル)をサーバーに置き、クライアントに転送して帳票を完成させるという方法があります。
クライアントでは、帳票上でデータを入力することもできます。
特長
・RDFファイルはファイルサイズが小さく、Web上でのファイル転送に適しています。
・クライアントの準備が不要。プレビューコントロールは、自動でダウンロードされます。
システムの概要
1.クライアントからHTMLページの要求をサーバーへ送信。
2.Internet Explorer上にHTML部分と空白のプレビューコントロールが表示。
※Webサーバー上のプレビューコントロールは、初回アクセス時に自動ダウンロード。
3.プレビューコントロールは、Webサーバーに帳票(RDFファイル)を要求。
4.RDFファイルがダウンロード。
5.プレビューコントロールは、Webサーバーに初期値(XMLファイル)を要求。
6.XMLファイルがダウンロードされ、プレビューコントロールに帳票が表示。
↓
プレビューした帳票上のフィールド部分にデータを入力できます。
入力した値は、XML形式で取得できます。
帳票と入力値は、パスワードをつけてファイルに保存できます。
保存したファイルを読み込むこともできます。
−プレビューコントロールの入力機能
−帳票の初期値の設定
−入力データをXML形式でサーバーへ送信
−帳票と入力値のディスク保存方法
サーバーの準備
1.RDFファイル、XMLファイル、HTMLファイルをコピーします。
−レポートエディタでRDFファイルを作成する
−レポートライブラリでRDFファイルを作成する
−XMLファイルを作成する
2.プレビューコントロールをコピーします。
コピー場所は、クライアントから起動されるアプリケーションで設定した場所となります。
クライアントの準備
1.WindowsとInternet ExplorerがインストールされているPCを用意します。
プレビューコントロールは、初回のアクセス時に、サーバーから自動でダウンロードされるので、クライアントへのインストールは不要です。
2.プリンタドライバのインストール
プレビューコントロールは、RDFファイルから帳票を作成する時にデフォルトのプリンタドライバを使ってフォント情報を取得します。そのため、クライアントで印刷を行わない場合でもプリンタドライバのインストールが必要です。
複数ページのRDFファイル
XMLファイルを使い複数のページに初期値を設定する場合や、帳票のプレビュー画面上で複数ページに渡ってデータを入力する場合は、元となるRDFファイルの中に、必要なページ数分のレイアウトを作成する必要があります。
−複数ページのRDFファイルを作る