プレビュー画面でデータを入力する[Java]

Webブラウザに表示した帳票で直接データを入力し、帳票をリアルタイムに作成することができます。この機能はプレビューコントロールを使うため、RDF形式でのWeb帳票システムを作成します。
 
システムの概要  
 
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準備:サーバーでRDFサービスを起動。(RDFサービスはシステムに常駐し帳票を管理)
 
1.クライアントからWebサーバー(Tomcat)へ入力値をサーバーへ送信。  
2.Webサーバー(Tomcat)は、Javaで作成されたWebアプリケーションを起動。
3.Webアプリケーションは、レポートライブラリJNIを使いRDF形式の帳票をメモリ上に作成。
4.Webアプリケーションは、レポートライブラリJNIを使いXML形式の初期値をメモリ上に作成。
※メモリ上に作成された帳票や帳票の初期値は、RDFサービスによって管理される。
※帳票の初期値は、必要な場合のみ作成する。
5.Webアプリケーションは、帳票を表示するページのHTML部分を返信。
6.Internet Explorer上に、HTML部分と空白のプレビューコントロールが表示。
※Webサーバー上のプレビューコントロールは、初回アクセス時に自動ダウンロード。
 
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7.プレビューコントロールは、サーバー上(Apache)のRDF転送ライブラリにRDFサービスデータを要求。
8.RDF転送ライブラリは、メモリ上からRDFデータを取り出しクライアントに返信。
9.RDFサービスデータがクライアントへダウンロード。
10.プレビューコントロールは、サーバー上(Apache)のRDF転送ライブラリにXMLデータを要求。
11.RDF転送ライブラリは、メモリ上からXMLデータを取り出しクライアントに返信。  
12.XMLデータがダウンロードされ、プレビューコントロールに帳票が表示。
 ↓
プレビューした帳票上のフィールド部分にデータを入力できます。
入力した値は、XML形式で取得できます。
帳票と入力値は、パスワードをつけてファイルに保存できます。
保存したファイルを読み込むこともできます。
 
レビューコントロールの入力機能   
票の初期値の設定   
力データをXML形式でサーバーへ送信   
票と入力値のディスク保存方法   
存データの読み込み   

サーバーの準備

1.OSとWebサーバーのインストール
WindowOSとTomcatとApacheをインストールします。
ロフェッショナル(X64)を使用する場合は、X64対応のWindowsOSをインストールします。
 
2.RDFサービスのインストール
帳票を管理するRDFサービスをインストールします。
帳票(RDFサービスデータ)を作成するレポートライブラリOCXも一緒にインストールされます。
 
3.RDF転送ライブラリ、プレビューコントロールのコピー   
   
4.レポートライブラリJNI用Javaクラスファイルのコピー
コンパイル時に作成されたレポートライブラリJNI用Javaソースファイル(jvalib.java)のクラスファイル(jvalib.class)を以下の場所にコピーします。
Tomcatのインストールディレクトリ\common\class\jvr
 
5.帳票アプリケーションのインストール
Java Servlet、JSP、 Java Strutsで開発した帳票アプリケーションをインストールします。
 
(6.プリンタドライバのインストール)
帳票に外字が使用されている場合で、且つ、ジャイブレポート外字ファイルを使わずサーバーにインストールされた外字フォントで外字を描画している場合には、プリンタドライバのインストールが必要です。OSによっては、プリンタドライバのレジストリ登録が必要な場合があります。帳票に外字を描画している場合は、「付録/外字の描画」をご参照ください。

クライアントの準備

1.OSとInternet Explorerのインストール
クライアントにはWindowsとInternet Explorerをインストールします。
プレビューコントロールは、初回アクセス時に、サーバーから自動でダウンロードされるため、クライアントへのインストールは不要です。
 
2.プリンタドライバのインストール
プレビューコントロールは、RDFサービスデータから帳票を作成する時にデフォルトのプリンタドライバを使ってフォント情報を取得します。そのため、クライアントで印刷を行わない場合でもプリンタドライバのインストールが必要です。 

実行環境の整備

製品に添付しているWebサンプルのReadme.htmでは、実行環境の整備について詳しく説明をしています。Readme.htmは、製品をインストールしたディレクトリのSampleProgram\Webの下にあります。実行前に参照してください。