フォントプロパティの変更

拡張機能が設定されたテキストフィールドは、アプリケーション実行時に、フォントのプロパティを変更することができます。

拡張機能は、レポートエディタでフォームを作成する時、テキストフィールドに指定します。
 
変更可能なフォントプロパティは、種類、横幅拡大率、サイズ、色、イタリック、ボールドです。
※「フォントの自動調整」機能を指定した場合、種類、横幅拡大率、サイズを変更しても無効となります。
 
プロパティは、予約語、または、略式の予約語をプログラムコードの中に記述して変更します。
文字列の前に予約語と変更する値が記述されると、それ以降の文字列は指定されたプロパティで描画されます。
元に戻す場合には、再び予約語と元のプロパティを記述します。
 
 
フォントの種類を変更する
 
書式 <font name="MS 明朝">
略式 <@FNMS 明朝>
 
例) 
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<font name=""MS Pゴシック"">ご署名またはご捺印<font name=""MS 明朝"">下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_1", stext1)
 
略式で記述する場合
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<@FNMS Pゴシック>ご署名またはご捺印<@FNMS 明朝>下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_2", stext1)
 
出力結果)

 
 
フォントの横幅拡大率を変更する
 
書式 <font wscale="110">
略式 <@FW110>
 拡大率はパーセント単位で設定します。設定可能な範囲は10 〜 200です。初期値は100です。
 
例) 
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<font wscale=""120"">ご署名またはご捺印<font wscale=""100"">下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_3", stext1)
 
略式で記述する場合
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<@FW120>ご署名またはご捺印<@FW100>下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_4", stext1)
 
力結果)

 
 
フォントのサイズを変更する
 
書式 <font size="120">
略式 <@FS120>  
 サイズは1/10ポイント単位で設定します。設定可能な範囲は1 〜 1000です。
 
例) 
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<font size=""130"">ご署名またはご捺印<font size=""110"">下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_5", stext1)
 
略式で記述する場合
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<@FS130>ご署名またはご捺印<@FS110>下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_6", stext1)
 
出力結果)

 
 
フォントの色を変更する
 
書式 <font color="#ff0000"> 赤に変える
略式 <@FC#ff0000> 赤に変える  
 色の設定は16進数でRGB値を256深度で記述して下さい。例) ff0000は赤、00ff00は緑
 
例) 
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<font color=""#ff0000"">ご署名またはご捺印<font color=""#000000"">下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_7", stext1) 
略式で記述する場合
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_8", stext1) 
 
出力結果)

 
 
フォントをイタリックに変更する
 
書式 <font italic="true"> イタリックフォントに変える
書式 <font italic="false"> イタリックフォントを解除する
略式 <@FIT> イタリックフォントに変える  
略式 <@FIF> イタリックフォントを解除する  
 
例) 
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<font italic=""true"">ご署名またはご捺印<font italic=""false"">下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_9", stext1)
 
略式で記述する場合
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<@FIT>ご署名またはご捺印<@FIF>下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_10", stext1) 
 
出力結果)

 
 
フォントをボールドに変更する
 
書式 <font bold="true"> ボールドフォントに変える
書式 <font bold="false"> ボールドフォントを解除する
略式 <@FBT> ボールドフォントに変える  
略式 <@FBF> ボールドフォントを解除する  
 
例) 
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<font bold=""true"">>ご署名またはご捺印<font bold=""false"">下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_11", stext1)
 
略式で記述する場合
stext1 = "地震保険契約を希望されない場合は<@FBT>ご署名またはご捺印<@FBF>下さい。"
ret = jvSetFieldText(pid, "Field_12", stext1) 
 
出力結果)