jvDrawTextW

jvDrawTextW（UNICODE用文字描画）

UNICODEやサロゲートペアの文字列を描画します。

[構文]

Function jvDrawTextW(ByVal jid As Long, ByVal sx As Long, ByVal sy As Long, ByVal ex As Long , ByVal ey As Long, ByVal charPitch As Long, ByVal linePitch As Long, ByVal format As Long, ByVal angle As Long, ByVal lineFeed As Long, ByVal kinsoku As Long, ByVal wordlap As Long, ByVal text As String) As Long

C言語
int jvDrawTextW(int jid, int sx, int sy, int ex, int ey, int charPitch, int linePitch, int format, int angle, int lineFeed, int kinsoku, int wordlap, wchar_t *text);

JAVA
int jvDrawTextW(int jid, int sx, int sy, int ex, int ey, int charPitch, int linePitch, int format, int angle, int lineFeed, int kinsoku, int wordlap, String text);

Delphi
Function jvDrawTextW(jid, sx, sy, ex, ey, charPitch, linePitch, format, angle: Longint; lineFeed, kinsoku, wordlap: Longint; text: PWideChar): Longint;

設定項目	内容
jid	jvCreateで取得したジョブID
sx	先頭文字の左上X座標（1/100mm単位）
sy	先頭文字の左上Y座標（1/100mm単位）
ex	文字編集領域の右下X座標（1/100mm単位）
ey	文字編集領域の右下Y座標（1/100mm単位）
charPitch	文字と文字の間のピッチ（ポイント単位）
linePitch	行と行の間のピッチ（ポイント単位）
format	文字編集（設定値参照）
angle	文字列の描画方向（設定値参照）
lineFeed	改行方向（設定値参照）
kinsoku	禁則処理（設定値参照）
wordlap	英文ワードラップ（設定値参照）
text	描画文字列

リターンコード

定数	値	内容
	0	正常終了
JV_ERR_JOBID	-3	ジョブIDエラー
JV_ERR_PARAMETER	-2	パラメータエラー
JV_ERR_FONTEMBED_CODE	-125	Adobe PDF形式のデータにフォントを埋め込めない文字コードがある

[設定値]

format には次の値を設定します。

定数	値	内容
JV_TEXT_LEFT	0	左寄せ
JV_TEXT_RIGHT	1	右寄せ
JV_TEXT_CENTER	2	中央揃え
JV_TEXT_EVEN	3	均等割付

angle には次の値を設定します。

定数	値	内容
JV_ANGLE0	0	左から右方向へ描画
JV_ANGLE90	1	下から上方向へ描画
JV_ANGLE180	2	右から左方向へ描画
JV_ANGLE270	3	上から下方向へ描画

lineFeed には次の値を設定します。

定数	値	内容
JV_LF_U2D	0	右から左（上から下）方向へ改行
JV_LF_D2U	1	左から右（下から上）方向へ改行
JV_LF_NULL	2	改行なし（シングルライン）

kinsoku には次の値を設定します。

定数	値	内容
JV_KINSOKU_OFF	0	禁則処理を行わない
JV_KINSOKU_ON	1	禁則処理を行う

wordlap には次の値を設定します。

定数	値	内容
JV_WORDLAP_OFF	0	英文ワードラップを行わない
JV_WORDLAP_ON	1	英文ワードラップを行う

[解説]

UNICODEやサロゲートペアの文字を使わない場合は、jvDrawTextを使います。描画するフォントはjvSetFontで設定します。

charPitch と linePitch は、使用しない場合には 0 を設定します。
text には外字を使用することができます。

－外字の描画　　　
－UNICODEの使用　　　
－サロゲートペア

「JV_ERR_FONTEMBED_CODE(-125)」は、Adobe PDF形式のデータを作成している時のエラーです。jvSetString でフォントを埋め込むように設定した場合に発生します。「JV_ERR_FONTEMBED_CODE(-125)」エラーは、帳票を描画中、埋め込むことができない文字コードが見つかった時に発生します。エラーの原因となった文字コードは、エラー発生直後に、jvGetLongで取得することができます。

－Adobe PDF形式のデータにフォントを埋め込む

[コーディング例]

Dim jid&, ret&
jid = jvCreate(JV_PRINTER, form1.hWnd, Printer.hDC, 0, 0, 0, "")
ret = jvSetForm(jid, "c:\JiveReport\納品書.jfm", 1, "", 100, 0, 0)
ret = jvStartDoc(jid,"納品書","")
ret = jvDrawTextW(jid, 1000, 1000, 5000, 1000, 0, 0, JV_TEXT_EVEN
, JV_ANGLE0, JV_LF_U2D, JV_KINSOKU_OFF
, JV_WORDLAP_OFF, "JIVEREPORT")
|
ret = jvEndPage(jid)
ret = jvEndDoc(jid)