QRコード
QRコードとは、日本で開発されたマトリックス型二次元コードの一つです。
高速に全方向での読み取りができ、多種のデータ表現が可能などの特長を持っています。
コードの大きさ
最小21×21モジュール〜最大177×177モジュール
(縦横方向にそれぞれ4モジュール分のクワイエットゾーンが必要 )
情報の種類及び情報量
数字 |
最大7,089文字 |
英数字 |
最大4,296文字 |
バイナリ(8ビット) |
最大2,953文字 |
漢字・カナ |
最大1,817文字 |
(混在も可能)
最大文字数は、誤り訂正レベルがレベルLの時の値です。他のレベルでは最大文字数は少なくなります。
誤り訂正能力(データ復元機能)
レベルL |
コードワードの約7%が復元可能 |
レベルM |
コードワードの約15%が復元可能 |
レベルQ |
コードワードの約25%が復元可能 |
レベルH |
コードワードの約30%が復元可能 |
誤り訂正レベルに高レベルを設定すると、復元率は高まりますが、誤り訂正コードの含有率が高くなるため、表現できる情報量は減少します。
型番
QRコードには、1〜40までの40種類の型番があります。
型番によって、表現できる情報量が異なります。
1型21×21モジュール、2型25×25モジュール・・・40型177×177モジュール
(型番が1つ上がるごとに1辺につき4モジュールずつ増加)
マスク処理
マスク処理とは、QRコードの読み出しを確実にするため、明暗(白黒)のモジュールバランスを最適化する処理です。
8種類のパターンがあります。
QRコードがうまく読み取れない時には、マスクパターンを変更し読み取れるものを見つけます。
その他
1.型番に「自動」を指定すると、ジャイブレポートが最適な型番を自動選択します。
ジャイブレポートでは、表現する情報量より小さな型番を選択するとエラーになります。
2.マスク処理に「自動」を指定すると、ジャイブレポートが最適なマスクパターンを自動選択しますが、読み取れない時にはマスクパターンを変更してください。
3.QRコードは、小さなボックスの集合により描画されますが、プリンタによってボックスの太さに違いが出ます。
ボックスの太さは、jvSetLongファンクションや
SetParamメソッドで微調整することができます。
大きすぎたり、小さすぎたりした場合には、微調整してください。
4.ジャイブレポートは、コード連結機能には対応していません。
5.QRコードの場合には、Barcodeプロパティは使用できません。また、jvDrawBarcodeファンクションとjvSetFieldBarcodeファンクションのretCodeパラメータには何も返りません。