グラフデータの設定
1. 横棒グラフ・縦棒グラフ・折れ線グラフ・面グラフ
横棒グラフ・縦棒グラフ・折れ線グラフ・面グラフでは、数値軸情報と系列情報が設定されていないとグラフは作成されません。
各グラフは数値軸ともう一つの軸で構成されます。もう一つの軸は、項目情報が設定されていない場合(項目数が0の場合)は系列情報で作成され、項目情報が1つ以上設定されている場合は項目情報で作成されます。
横棒グラフは、横軸に数値、縦軸に系列または項目が表示されます。
縦棒グラフ・折れ線グラフ・面グラフは、横軸に系列または項目、縦軸に数値が表示されます。
<例1>
グラフプロパティを以下のように設定すると、グラフは「図:例1のグラフ」のように作成されます。
[数値軸情報]
最小値:10 最大値:100 増分:20
[系列情報]]
系列数:3
系列名称1:東京 系列名称2:名古屋 系列名称3:大阪
[項目情報]
項目数:0
[グラフデータ]
東京:22 名古屋:44 大阪:67
図:例1のグラフ
<例2>
グラフプロパティを以下のように設定すると、グラフは「図:例2のグラフ」のように作成されます。
[数値軸情報]
最小値:10 最大値:100 増分:20
[系列情報]]
系列数:3
系列名称1:東京 系列名称2:名古屋 系列名称3:大阪
[項目情報]
項目数:3
項目名称1:1995 項目名称2:1996 項目名称3:1997
[グラフデータ]
1995の系列データ 東京:22 名古屋:56 大阪:68
1996の系列データ 東京:44 名古屋:35 大阪:21
1997の系列データ 東京:67 名古屋:77 大阪:57
図:例2のグラフ
2. 円グラフ
円グラフは、系列情報とグラフデータのみで作成されます。数値軸情報や項目情報の値は無視されます。系列名称は凡例として表示されます。
<例3>
グラフプロパティを以下のように設定すると、円グラフは「図:例3のグラフ」のように作成されます。
[系列情報]]
系列数:3
系列名称1:東京 系列名称2:名古屋 系列名称3:大阪
[グラフデータ]
東京:22 名古屋:44 大阪:67
図:例3のグラフ
3.レーダーチャート
レーダーチャートは、数値軸情報、系列情報、項目情報の項目数に3以上の値が設定されていないと正常に作成されません。
<例4>
グラフプロパティを以下のように設定すると、レーダーチャートは「図:例4のグラフ」のように作成されます。
[数値軸情報]
最小値:10 最大値:100 増分:20
[系列情報]]
系列数:3
系列名称1:東京 系列名称2:名古屋 系列名称3:大阪
[項目情報]
項目数:5
項目名称1:1993 項目名称2:1994 項目名称3:1995
項目名称4:1996 項目名称5:1997
[グラフデータ]
1993の系列データ 東京:88 名古屋:68 大阪:50
1994の系列データ 東京:54 名古屋:58 大阪:56
1995の系列データ 東京:87 名古屋:44 大阪:67
1996の系列データ 東京:65 名古屋:55 大阪:77
1997の系列データ 東京:68 名古屋:60 大阪:57
図:例4のグラフ
4. 散布図
散布図は2つの数値軸で構成されます。レポートエディタでは、この2つの数値軸を数値軸(Y方向の軸)とX軸(X方向の軸)と呼んでいます。
数値軸情報とX軸情報が設定されていないと作成されません。
散布図のグラフデータには小数(小数点以下3桁まで有効)を設定することができます。
グラフプロパティを以下のように設定すると、散布図は「図:例5のグラフ」のように作成されます。
[数値軸情報]
最小値:0 最大値:100 増分:20
[X軸情報]]
最小値:0 最大値:100 増分:20
[散布図描画情報]
データ数:3
[グラフデータ]
1番目のデータ X:15 Y:25
2番目のデータ X:40 Y:45
3番目のデータ X:50 Y:25
図:例5のグラフ