PDF(Portable Document Format)形式は、アドビシステムズ社によって開発された文書交換フォーマットです。 PDF形式のドキュメントは、Adobe Acrobat Readerから使用することができます。Adobe Acrobat Readerは、PDF形式のファイルビューアです。レポートライブラリで作成したPDFドキュメントを使う場合は、Adobe Acrobat Reader Version6.0以上を使用してください。
<CPI>(キャラクタ/インチ)とは、1インチ当たりの文字数を表わします。10CPIは、1インチ当たりの文字数が10キャラクタということです。
<LPI>(ライン/インチ)とは、1インチ当たりの行数を表わします。10LPIは、1インチ当たりの行数が10行ということです。
RDFとは、ジャイブレポート独自のフォーマット形式です。 RDFデータは、RDF形式で作成されたデータで、アプリケーションで実行したレポートライブラリの描画命令と、使用するフォームファイル・イメージファイルをひとつにまとめたデータです。 データサイズが小さいのが特長です。 RDFデータは、RDFサービスを使って管理します。 サーバーからクライアントへの転送にはRDF転送ライブラリを使います。 プレビューコントロールでプレビューや印刷を行います。
RDFファイルは、帳票のプレビュー用に作られたジャイブレポート独自のフォーマットファイルです。 RDFファイルは、レポートライブラリやレポートエディタから実行された描画命令と、帳票に使用するフォームファイル・イメージファイル・プリンタドライバ設定ファイルをひとつにまとめたファイルです。 ファイルサイズが小さいのが特長です。 RDFファイルはレポートライブラリやレポートエディタを使って作成し、プレビューコントロールからプレビューや印刷をおこないます。
画面上で見たままのイメージで印刷が行なえるフォントを<TrueTypeフォント>といいます。レポートエディタのフォントリストで、先頭に何の記号も付いていないフォントがTrueTypeフォントです。文字を回転させる場合には、TrueTypeフォントを選ぶときれいに回転します。
直前に行った操作を取り消し、元の状態に復帰する機能を<アンドゥ>といいます。 アンドゥを行った後、アンドゥを取り消したい場合には、<リドゥ>を実行するとアンドゥを行わない状態に復帰します。
画像のことを<イメージ>と呼びます。イメージファイルには様々なファイル形式がありますが、ジャイブレポートでは、BMP、DIB、JPEG、TIFF、PNG(ポータブルネットワークグラフィックス)、EMF(拡張メタファイル)のファイル形式に対応しています。BMP形式のイメージファイルは、Windowsのペイントブラシで作成することができます。
住所録に一人一人の顔写真を貼り付ける場合のように、ページが変わるたびに描画するイメージが変わる場合には、<イメージフィールド>を使います。イメージは、BMP、DIB、JPEG、TIFF、PNG(ポータブルネットワークグラフィックス)、EMF(拡張メタファイル)のファイル形式に対応しています。BMP形式のイメージファイルは、Windowsのペイントブラシで作成することができます。
和文の場合に行頭を一文字だけ字下げしたり、逆に箇条書き等の場合に2行目以降を下げたりすることをいいます。レポートエディタでは、マルチラインの文字列、テキストフィールドの場合にインデントを設定することができます。
レポートエディタでフォームに描画した文字、図形、イメージ、バーコード、グラフ、フィールドを<オブジェクト>と呼びます。
色を徐々にぼかして表現する方法をグラデーションと言います。
ページが変わるごとにグラフデータが変わる場合には<グラフフィールド>を使います。グラフは、横棒グラフ、縦棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフ、円グラフ、レーダーチャート、散布図に対応しています。
レポートエディタの画面に表示されている桝目を<グリッド>と呼びます。グリッドの間隔は変更することができます。また、グリッドは、画面の表示と非表示を切り替えたり、印刷時にグリッドを描画したりすることもできます。
請求書の明細などのような表形式の可変データを描画する場合には、<グリッドフィールド>を使います。グリッドフィールドは、列ごとにフォント、編集子、幅、文字位置等を設定することができます。
複数のオブジェクトをグループ化し、1つのオブジェクトにする機能を<グルーピング>と呼びます。グルーピングされた複数のオブジェクトは、1つのオブジェクトとしてコピーや移動、サイズ変更などが行なわれます。
アンケートの回答のように、複数項目の中から決められた数の項目を選択する場合には、セレクトボタンフィールドのラジオボタンタイプを使用します。 項目が選択された状態、または、選択されていない状態にあることを表現する場合には、セレクトボタンフィールドのチェックボックスタイプを使用します。
縁をぼかして表現する方法をソフトエッジと言います。
納品書を作成する場合、相手先会社名や納品年月日などは、表形式のデータとして扱われることはありません。このような1つ1つが独立した可変データをフォームに設定する場合には、<テキストフィールド>を使います。テキストフィールドには、フォント種類やサイズ、文字位置など様々なプロパティを設定することができます。
布やタイルなどの柄をイメージとして表現する方法をテクスチャと言います。
プリンタドライバ設定ファイルは、プリンタドライバの設定値を保存したファイルです。バイナリ形式でプリンタドライバ毎にサイズが異なります。 プリンタドライバ情報でプリンタドライバを設定しても有効にならない場合は、ドライバ設定ファイルを使うと有効になることがあります。ドライバ設定ファイルは、プリンタドライバ情報より強力です。 プリンタドライバの特殊な項目(プリンタドライバ情報にない項目)を設定したい場合は、ドライバ設定ファイルを使います。
文字や数字を細いバーと太いバーの組み合わせで表現するコードを<バーコード>といいます。様々な種類のバーコードがありますが、ジャイブレポートでは、JAN標準形、JAN短縮形、CODE39、NW7、ITF、CODE128、UPC、カスタマバーコードに対応しています。
商品リストなどの帳票で、それぞれの商品に商品バーコードを描画したい場合には<バーコードフィールド>を使います。バーコードは、JAN標準形、JAN短縮形、CODE39、NW7、ITF、CODE128、UPC、カスタマバーコードに対応しています。
レポートエディタで描画した複数のオブジェクトを1つのパーツ(部品)として登録する機能があります。登録したパーツはいつでも呼び出してフォームに貼り付けることができます。社名ロゴや頻繁に使用するフォームなどはパーツ登録しておくと便利です。
<ピッチ>には、文字ピッチと行ピッチがあります。文字ピッチは、文字の左端から次の文字の左端までの距離を指します。行ピッチは、行の左上から次の行の左上までの距離を指します。レポートエディタで、文字列やテキストフィールドのピッチを指定する場合、デフォルトのピッチを0ポイントとし、広げる場合にはプラス値、狭くする場合にはマイナス値を指定します。
帳票や伝票を作成する時、ページが変わるごとに変化する部分があります。例えば、カード型の住所録を作成する場合、氏名や住所はページが変わるごとに別な内容となります。このような可変部分をフォーム上に設定するための機能として、<フィールド>が用意されています。フィールドは、フォーム上に、可変部分の描画位置や描画サイズなどを設定する機能を持ちます。
フォームに貼り付けられたフィールドは、作成された順番に番号を持っています。 この順番を<フィールド並び順>と呼びます。 フィールド並び順は、レポートエディタから帳票印刷モードで帳票を印刷する場合に使われます。テキストファイルからデータを取り込む時や、Excelファイルから列名を指定せずにデータを取り込む時には、データの並び順とフィールドの順番を一致させておく必要があります。
<フィールド名の行(または列)>とは、Excelのワークシート上に、フィールドのフィールド名称を貼り付けている場合、その貼り付けた行(または列)を指します。 フィールド名称をワークシートに貼り付けている場合 レポートエディタからExcelワークシートのデータを読み込む時、レポートエディタは、フィールド毎にフィールド名称のセルを探し、データを取得します。 フィールド名称をワークシートに貼り付けていない場合 レポートエディタは、ワークシートの先頭のセルから順番にデータを取得します。ワークシートのデータの順番とフィールドの並び順は、一致していなくてはなりません。 フィールド名称は、帳票データウィンドウ画面のオプションメニュー「フィールド名称の取得」で取得することができます。
フォームに貼り付けられたフィールドには、各々を特定するための名前が付いています。この名前を<フィールド名称>と呼びます。フィールド名称は、レポートエディタから帳票印刷をする時やレポートライブラリを使ってアプリケーションを開発する時に使用します。 フィールドをフォームに貼り付けると、フィールド名称は自動的に前のフィールド名の連番で付けられます。フィールド名称は、プロパティウィンドウで変更することができます。
徐々に絵が消えていくように表現する方法をフェードアウトと言います。
ジャイブレポートでは、レポートエディタ上で作成した帳票のレイアウトを<フォーム>と呼びます。 作成したフォームをファイルに保存したものを<フォームファイル>と呼びます。 レポートエディタの帳票印刷モードでは、フォームのフィールド部分に外部ファイルからデータを読み込んで帳票を完成させることができます。 レポートライブラリを使って、フォームのフィールド部分に外部データを読み込み帳票を完成させるアプリケーションを開発することもできます。
<フォーム設計モード>とは、レポートエディタでフォームを設計する時のモードです。 表示メニューの「フォーム設計モード」を選択すると、フォーム設計モードになります。 フォーム設計モードでは、レポートエディタ上でフォームにオブジェクトを貼り付けたり、オブジェクトの移動や修正が行えます。 フォーム設計モードでは、帳票データの取り込みや帳票印刷はできません。
<フォント>とは、特定のデザインの文字セットで、MS明朝、MSゴシック、Courier、Arialなど様々な種類があります。レポートエディタでは、レポートエディタが起動しているパソコンにインストールされているフォントをすべて使うことができます。フォントには、日本語フォントと欧文フォント、横書きフォントと縦書きフォント、ビットマップフォントとアウトラインフォントなど、フォントを選択する前にあらかじめ知っておかなくてはならない知識があります。日本語を描画するのに欧文フォントを選んでしまったり、横書きなのに縦書きフォントを選んでしまったり、大きく拡大するのにビットマップフォントを選んでしまったりすると、希望通りの文字描画ができません。
<プリンタの解像度>とは、プリンタが1インチ当たりに描画できるドット数のことで、DPIという単位で表わします。ドットインパクトプリンタでは160DPIのものが多く、レーザープリンタでは300DPIから600DPIのものが多いです。
文字を描画する時、フォント名称やサイズなどの文字に付随する様々な属性を設定します。図形を描画する時、線の太さや種類などの図形に付随する様々な属性を設定します。これらの属性を<プロパティ>と呼びます。
1つのフォームファイルに複数のフォームを作成した場合、1つ目のフォームを作成したページ、2つ目のフォームを作成したページ、・・・n個目のフォームを作成したページに、各々名称をつけることができます。 この各ページの名称を<ページキー>と呼びます。
帳票の上下左右の余白を<マージン>といいます。
レポートエディタでは、複数のフォームを別々のページに編集する機能があります。ページ間のコピー・ペーストもできます。
<印字領域>とは、プリンタが実際に印字可能な領域のことです。 <印字原点>とは、用紙の原点ではなく、プリンタにとっての原点です。 印字領域と印字原点は、プリンタによって異なります。 ほとんどのページプリンタには、左右に2〜7mm程度、上下に2〜7mm程度の印字できない領域があります。印字できない領域はプリンタによって異なります。 例えば、あるページプリンタで、印字できない領域が上下左右に5mmあるとします。 このプリンタの印字原点は、上から5mm、左から5mmの位置となります。 このプリンタの印字領域は、A4用紙(210mm×297mm)では、200mm×287mmとなります。 使用するプリンタの印字領域は、以下の機能で調べることができます。 レポートライブラリOCX:PrinterXMargin、PrinterYMargin レポートライブラリDLL:jvGetLong
英文を入力した時に、単語の途中で改行され単語が2行に分断されたり、それぞれの行の長さが不揃いになったりするのを防ぐ機能を<英文ワードラップ>といいます。
行頭に句読点や終わり括弧がきたり、行末に始まり括弧がきたりしないようにする処理を<禁則処理>といいます。
印刷モードには、通常印刷モードと高速印刷モードがあります。 高速印刷モードは、高速を目的として印刷処理を行うため、一部機能制限がありますが、印刷時間が速いのが特長です。大量に印刷を行なう場合や、印刷速度が要求される場合には、高速印刷モードが適しています。 通常印刷モードは、ジャイブレポートのすべての機能を使用できますが、3Dやシャドウ、グラデーションなどの高機能なグラフィックス描画に対応するため、印刷時にイメージ描画と同様の処理を行います。そのため、プリンタの性能によっては、印刷に時間がかかることがあります。 高速印刷モードを指定した場合は、シャドウ、フェードアウト、ソフトエッジ、グラデーション、テクスチャ、カスタムブラシ、3D、文字変形が使用できません。これらの機能を使用する場合は、通常印刷モードにします。 通常印刷モードで作成したフォームファイルを高速印刷モードで印刷した時、フォームファイル中に上記の修飾機能を使ったオブジェクトが含まれている場合、これらのオブジェクトは、次のように印刷されます。 グラデーションとテクスチャはクロスの網掛けで印刷されます。 カスタムブラシは類似したストックブラシで印刷されます。 変形文字は変形なしの文字で印刷されます。 3D・シャドウ・フェードアウト・ソフトエッジはオブジェクトのみ印刷されます。 高速印刷モードの指定は、レポートエディタでフォーム設計時、または、レポートライブラリで指定します。 レポートライブラリで指定する場合、DLLではjvSetLongを使用します。OCXの場合はPrintMode プロパティを使用します。
テキストフィールド、グリッドフィールドに設定された編集子が、『#、0』のフィールドを<数値フィールド>と呼びます。 数値フィールドには、半角の数字以外は入れることができません。 設定された編集子の数より渡したデータの桁数が多い場合は、桁あふれ(オーバーフロー)となります。 例)####と設定されているフィールドに、12345のデータを渡すと桁あふれになります。
一つの文章を指定された枠内で何段かにわけて表示する機能です。レポートエディタでは、マルチラインの文字列、テキストフィールドに段組機能があります。
<帳票印刷モード>とは、レポートエディタ上で帳票を完成させ印刷を行うモードです。 表示メニューの「帳票印刷モード」を選択すると、帳票印刷モードになります。 帳票印刷モードにすると、レポートエディタ上で、外部ファイルやデータベースからフィールドにデータを読み込み、帳票印刷ができます。 Microsoft Excel、Access、SQL Serverやテキストファイルからデータを読み込むことができます。 帳票印刷モードでは、フォームに変更を加えることはできません。
複数のオブジェクトが重なり合っている時、重なり合った部分で下のオブジェクトが透けてみえる状態を<透過>と呼び、透けてみえない状態を<上書き>と呼びます。
テキストフィールド、グリッドフィールドに設定された編集子が、『&、@』のフィールドを<文字フィールド>と呼びます。 文字フィールドには、全角、半角を問わずどのような文字も入れることができます。 設定された編集子の数より渡したデータの桁数が多い場合は、桁あふれ(オーバーフロー)となります。桁数は、全角文字を2桁、半角文字を1桁として数えます。 例)「名古屋市1-2-12」というデータを表示する場合は、編集子の数が14個必要です。 (全角文字4つと半角文字6)
編集子とは、テキストフィールドとグリッドフィールドのフィールドの型、最大桁数、編集スタイルを設定するためのものです。 フィールドの型には、数値型、文字型、日付型の3種類があります。 金額などの数値が入るものは数値型、住所や氏名などの文字列が入るものは文字型を設定します。日付型は、テキストフィールドに設定することができます。
文字は、通常黒(色指定でカラーが設定されている場合はその色)一色で描画されますが、任意の網掛パターンで描画することもできます。このような柄の付いた文字を<網掛文字>と呼びます。
テキストフィールドのクエリープロパティには予約語を指定することができます。予約語は、レポートエディタから帳票印刷モードで印刷を行う時に使われます。