RDFサービスマネージャ(RDFサービス)の使い方

RDFサービスマネージャ(jvrsvcmng.exe) とは

RDFサービスマネージャは、RDFサービスを操作するためのツールです。
RDFサービスの環境設定を行ったり、RDFサービスの状態を監視することができます。
RDFサービスマネージャは、RDFサービスと一緒にインストールされます。

RDFサービスマネージャ(RDFサービス)の起動と終了

RDFサービスマネージャは、Administrator権限を持ったユーザーで使用してください。
 
1.Administrator権限を持ったユーザーでログインします。
2.RDFサービスマネージャ(jvrsvcmng.exe)を次の手順で起動します。
 a.エクスプローラを起動します。
 b.エクスプローラで jvrsvcmng.exe を選択します。
 c.マウスの右ボタンをクリックして「管理者として実行」を選び起動します。
 
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3.開始ボタンを押すと、RDFサービスが開始します。
RDFサービスは、開始すると停止ボタンを押すまで、バックグラウンドで動き続けます。
 
4.停止ボタンと押すと、RDFサービスが停止します。
RDFサービスを停止せずにサーバーをシャットダウンした時は、サーバーの起動と同時にRDFサービスも起動します。
 
5.閉じるボタンを押すと、RDFサービスマネージャを閉じます。
RDFサービスマネージャを閉じても、RDFサービスはバックグラウンドで動き続けます。

RDFサービスの環境設定

RDFサービスマネージャを使ってRDFサービスの環境を設定します。
 
1.メモリサイズ
帳票システム全体で使用する最大メモリサイズを設定します。
メモリを使い切った時は書きこみエラーが起こります。書きこみエラーが起こると、「書きこみエラー数」に表示されます。頻繁に書きこみエラーが起こる場合は、メモリサイズを大きくしたり、プログラム側で制限をかけるようにします。
 
2.RDFデータの最大数
システム全体で作成するRDFサービスデータの最大数を設定します。
最大数まで使用した時は書きこみエラーが起こります。書きこみエラーが起こると、「書きこみエラー数」に表示されます。頻繁に書きこみエラーが起こる場合は、最大数を大きくしたり、プログラム側で制限をかけるようにします。
 
3.タイムアウト
RDFサービスデータをメモリ中に保存しておく時間を設定します。
RDFサービスデータは、RDF転送ライブラリから削除することもできますが、ここで設定されたタイムアウト時間を経過しても、メモリ中にRDFサービスデータが残っている時は、RDFサービスがRDFサービスデータを削除します。
RDF転送ライブラリが、RDFサービスデータをクライアントへ転送するため読み込む時、RDFサービスデータが既に削除されていると、読みこみエラーが起こります。読みこみエラーが起こると「読みこみエラー数」に表示されます。読みこみエラーが頻繁に起こる場合は、タイムアウト時間を長くします。
クライアントのWebブラウザからいつまでも要求が発生しない時は、タイムアウトによってRDFサービスデータが削除されてしまうので注意が必要です。0を設定すると、RDFサービスデータは、RDFサービスが終了するまで削除されません。

RDFサービスの状態表示

RDFサービスマネージャでは、帳票システムの現在の状態を表示します。
 
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1.サービスの状態
RDFサービスが、起動しているか停止しているかを表示します。
 
2.累計データ数
RDFサービス開始後に作成されたRDFサービスデータの累計を表示します。RDFサービスを停止するとクリアされます。
 
3.現在のデータ数
メモリ中に残っているRDFサービスデータ数を表示します。
RDFサービスデータは、RDF転送ライブラリがデータを読み込んだ時、RDF転送ライブラリから削除することができますが、削除しなかった場合にはメモリ中に残ります。残ったRDFサービスデータは、タイムアウト時間が経過するとRDFサービスによって削除されます。
 
4.使用中のメモリサイズ
現在使用中のメモリサイズを表示します。
 
5.書きこみエラー数
設定したサイズのメモリを使い切った時や、設定した最大数のRDFサービスデータを作成した時には、次にRDFサービスデータを作成すると書きこみエラーが起こります。
書きこみエラーが起こると、書きこみエラー数に表示されます。頻繁に書きこみエラーが起こる場合は、メモリサイズやRDFサービスデータ最大数を大きくしたり、プログラムで制限をかけるようにします。
 
6.読みこみエラー数
RDF転送ライブラリがRDFサービスデータを読み込む時、タイムアウトによってRDFサービスデータが既に削除されている場合は、読みこみエラーが起こります。
読みこみエラーが起こると、読みこみエラー数に表示されます。頻繁に読みこみエラーが起こる場合は、タイムアウト時間を長くしたり、プログラムの構成を見直す必要があります。