DocumentDataTypeプロパティ

プリンタプロパティのプリントデータ型を設定します。
 
[構文]
 
Object.DocumentDataType  =  string  
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

string

プリントデータ型

 
[設定値]
 
string にはプリントデータ型を指定します。初期値はありません。
 
[解説]
 
DocumentDataTypeは、コントロールパネルのプリンターのプロパティ詳細設定画面にあるプリントデータ型プロパティをアプリケーションから設定するためのプロパティです。このプロパティは、コントロールパネルのプリンターのプロパティ詳細設定画面から設定することもできます。
 
DocumentDataTypeは、印刷を実行するドキュメントに対し、一時的にプリントデータ型の設定を行います。アプリケーション終了後も設定が続くように永久登録する場合は、PrintDataTypeプロパティを使います。
 
ロパティを設定するプリンタは、PrinterNameプロパティで指定します。
プリンタ名が指定されない場合は、コントロールパネルで通常使うプリンタに指定されているプリンタを設定します。
 
指定できるプリントデータ型は、PrinterAllDataTypeプロパティで調べることができます。
コントロールパネルのプリンターのプロパティ詳細画面で調べることもできます。
 
RAW形式にするには "RAW" を指定し、EMF形式にするには "NT EMF 1.006"などを指定します。
データ型が設定されない場合は、デフォルトのプリントデータ型が使われます。
イメージや2次元バーコード等が正しく印刷されない場合には、RAW形式にすると改善されることがあります。
 
プロパティの設定は、Startメソッドの前で行います。
値の設定と参照は、デザイン時、実行時に可能です。
 
[コーディング例]
 
Jvr.DocumentDataType = "RAW"
Jvr.Start