Adobe PDFドキュメントのセキュリティ

帳票をPDF形式で作成する時に、パスワードや利用制限をつけてセキュリティを強化することができます。
 
Adobe PDFドキュメントのパスワード
 
パスワードには、次の2種類を設定することができます。
 
1.オーナーパスワード
Adobe PDFドキュメントの利用許可制限を設定する時に使うパスワードです。
 
2.ユーザーパスワード
Adobe PDFドキュメントを利用する時に使うパスワードです。
ユーザーパスワードがついたAdobe PDFドキュメントは、開く時にパスワードの入力が必要です。
Adobe PDFドキュメントに利用許可制限がつけられている場合は、制限内での利用となります。
ユーザーパスワードでは、利用許可制限を設定することはできません。
 
Adobe PDFドキュメントの利用許可制限
 
次の4種類の利用許可制限をつけることができます。
 
1.文書の印刷
2.テキスト注釈及び対話フォームフィールド以外の文書内容の変更
3.文書からのテキストとグラフィックスのコピー
4.テキスト注釈および対話フォームフィールドの追加または変更  
 
Adobe PDFドキュメントの暗号化
 
高レベルの暗号化(128ビット)と、低レベルの暗号化(40ビット)を設定できます。
高レベルの暗号化は、Adobe Reader 5.0以降に対応しています。
ジャイブレポートのPDF機能は、Adobe Reader 6.0以降の対応となります。
 
各セキュリティ設定には、以下のプロパティまたはファンクションを使います。 
 
レポートライブラリOCX/.NETコントロール :SetParamメソッド
レポートライブラリDLL/JNI:jvSetString, jvSetLong
プレビューコントロール:SetParamメソッド